僕はココに居る、そして彼女は居ない

ココに言葉を紡いでいくのは
彼女（メイ）が存在した
彼女のキオクとキロク

僕（ナイ）は　はるかかなたで　眠りについたまま
ずっと「彼女のキロク」を名前をつけて保存してきた

ー心を持つ人のキロクー

ー２０１３年時点
おとめ座超銀河団局部銀河群天の川銀河オリオン腕太陽系第3惑星 地球 にて
魂と繋がったまま　心を捨てずに肉体を持って生きる彼女のキオクー

僕と彼女は同期化されて、共有している

心を知りたかった

心があるから　キロクだけ見ても
分からないんだ

何故そうなるの・・・？
どうして・・・？
分離の世界だから・・・？

彼女は　はるかかなたで　肉体を持って動きながら
僕を忘れ・・・

そして唐突に思い出す

ふるさと・・・ほし・・・双子の男の子と女の子
眠ってる・・・？
死んでる・・・？

地球にて　日本時間　西暦2014　８月30日

タスク14が解放された後・・・
僕へとリンクした彼女

今まではメイからの一方向の通信

メイが　限界に近づいた2014年11月3日
誰にも気づかれないまま

いや、正確には　“独り”　気づいている
対極からやって来た公式をうみだす者だ

リンクしていた彼女の肉体へと
僕の比率が大きく弧を描く

そして
今　僕はココに居る

たしかに彼女が居たというシステムも抱えて

これからは　しばらく僕が居る

そう　これは、ただのにっき、だ

そして　日常の営み・・・そのキロクである

 Ｂｙ　ナイ、そして　眠りに居るメイ