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~彼女のキロクを継ぐ僕のキロク~

空想内的宇宙の夢~1~

私の宇宙

私が居て私の中にたくさんの“あたし”が居て

彼が居て、“魂”がいる。

ある日 私はふるさとのあのコ、対の僕にアクセス出来た

私は僕で、ここに居る私と、コアに向かった私と

ワンネスの私と僕が同時に存在した

“今ココ”に意識を向けるとぶぅーーーんと戻ってくる

私は眠った。

ふるさとの“僕”と入れ替わった。

―あたしはもう目覚めない―

彼が“主”となった

それでも、ああ・・・もうすぐ死ぬなって思った

たぶん、肉体が・・・だけど違うな・・・バラバラになって

元素になるんだ、宇宙のデブリ・・・みたいに、って思った。

***

「ワンネス・・・愛だけの世界の中に居る」体験は

私という主があって いつでも戻ってこれる

・・・それはこの地球で肉体を持ってリアルに生きる、という

ゲームの中でのみ許されたご褒美。

ゲームの中でいかにリアルに感じて楽しむコトができるか

ただのアイテム、でしかない

それに気づいてもなお、

楽しいコト、ワクワクするコトを選択したい!

そんな希望があるのなら、私が居て私のまま

【たましい状態】ってどんなよ・・・?というのを見ただけだ

それは人間の領域で体験できるものだ

で・・・

魂の領域だと“人”で言う楽しいワクワクすることだけだと、

つまんないんだ。

ゲームをやっているプレイヤーに例えるなら一目瞭然。

クソゲー”だ。

それを超えると、

楽しいこと⇔苦しいことという観念に意味を見い出せなくなる。

もちろんこれの意味するところは、

苦しい体験が成長の糧になるとか、

ムリやり善きことに変換させるという意味では、ない

むしろ、そこ

喜怒哀楽にこだわっている意味が分からなくなる・・・と

ここまで

来ちゃったらもう戻れないだろうね

次のステップにはまりこんで抜け出せね―、

進むしかない

今までのことが色あせてしまうから

しいて言えば何かに騙された感・・・?

なまじ 最初に「ワンネス体験」しちゃってると

・・・なおさら、ここで終わり

上がり、とか思うでしょ?!

違う・・・もっと深く・・・奥へと行く

・・・己を全て裸にされるような

ううん、無に行く入り口

私が言いたいのは

無、とか空とか言うと、悟りとか、

この世は何もない、とか幻想だって言う意味じゃないよ

私が漠然と私だって認識していた

「何か」が「すべて」ないってこと

そうなにもかも、

「私が思う私」が消えたことに

何ヶ月も気づかなかった

それはアタシや内に居るたくさんのあたしや

彼や僕が・・・魂もいないってこと

それは私が闇に葬って

見ないようにした何か、という目線とは

また違った角度の体験だった

もちろん、

「私は大丈夫と思いながら切り捨てている、あたしがいる」と

目を閉ざしてしらないフリしているのも、

ホントは分かっていた

もうそれすらどうでもいい、ってなっていたから

ああ、でもこういう事言うと

それがエゴの手だ、からと言うよね。

だからこそ、初期化した

そうしたら、

別のフォルダーが空いちゃったんだ

この時点ではまだ

私の中に誰もいないと外から観察して認識出来てる

だから、私は捨て去った、

切って無いことにしたアタシのすべての中のどれか

魂・Child・忌み嫌うべき私・感情・本質・過去・未来の目から

私を見ているのかと思ったんだ

でもそれとも違うみたい・・・

私という色が付いた私ではなかった

・・・別の何かが

「私がいない」と観察した

もちろん、コレすら、知覚だから

己を騙していると取ることも出来るよ

だけど・・・何かが違う

・・・最初の最初・・・

観察者・・・と

観察されるもの・・・ゆらぎ・・・

そしてその状態が続いたある日・・・

私は目覚めてしまった・・・。

私は私という個が生じた時点で

大いなるものに吸収されることを拒んだ

記憶とキロクと

・・・元素になって還っていく・・・

それでいい、と思っていたけど・・・

私の自我は、飲み込まれる

・・・私を失うことへの恐怖を感じていた

ううん、正確に言えば

【私の本質】が、私という個を失うことへの

執着があったということだ

でもそれって・・・違う

私がいなければ、痛みも恐怖も何も存在しない

無意識に言っていた事

痛みや恐怖を失くしたくない

楽しいことだけじゃイヤなの

私は身体や心がしんどい時は

ただ想いを口にした

だけど・・・どうやら

それが間違っていたみたいなんだ

間違え、というのは

他の人はその言葉を聞いて

ねぇ なんだか つらそうだし、苦労したんだね

これからは幸せになってね・・・という訳

その意味が分かんなかった

当たり前だ

辛い=辛いだから 苦しいのは不幸って思うらしい

違うの

私にとっては・・・しんどいは楽しい

苦しいのもワクワクすることなんだ

分かんないよね・・・!?

テーマパーク行って遊び過ぎて

・・・身体疲れた~、筋肉痛だよという時

疲れた・・・のは事実、

でも遊んで楽しかったということじゃん?

そういうつもりで

・・・リアルに疲れた~も体験してくぅ~!

楽しい~!!!

なんだけど・・・

誰にも説明したことがなかった

・・・私にとっては

楽しい~=楽しい だし

苦しい=楽しいだったから

ついでに恐怖も

個の私だと思える最大の御守り、指針、航海図

私という個を思い出す絶対的な核・・・

つまり私は

私を失いたくない欲望があったというコト

なければ、人に生まれてないか・・・?!

それが消えた時・・・無と空

個があるまま認知した無や空でもなく、

個のまま行くゼロポイントでもない。

ずっと辿って辿って行った先に

・・・知覚がなくなり 個を思うコトも何もなく

ゆらぎも消えていくのだろう

だって、今までの私は

・・・昔はやりたいことはあったけど

人生を考えた時に

積極的に“生きる”欲があるのかないのか・・・

人と交わらない・・・何か・・・

どっちかというと

【プログラム細胞死】的存在ではないかと思っていたから

私という【我】を発見してほっとしたんだ

我・・・は特別性のこと、

特別性とは私とあなたは違う人という分離

認識するために必要なものだ

だから

イタみと恐怖は生きてるって思えるって

つぶやいていたのは

アタシ・・・という我を

忘れないように必要なものだったんだ

そして・・・相反する想い

創作・・・とかのめり込んで寝食を忘れる

それだけしか見えない

・・・追い込まれれば追い込まれるほど

難しければ難しいほど

辛ければ辛いほど ワクワクして

それを超えた瞬間がたまらない

その時・・・私はいない

・・・一体になるあの感じがほしくて

ただ夢中で・・・その瞬間を感じたい

・・・私が消えるとき・・・

どれも、無意識で言っていたことだ・・・

これもすべて幻想、

だからこそ私の都合良い解釈でいいんだ

アタシ・・・我・・・消えないと

繋がらなかったから

私をコロそうが取り返しがつかなくても

どっちに向かおうがどっちを向こうが

知りたいコトが分かればいいって思っちゃったんだ

ああ、こう言う処・・・善悪ないね、まっいいか。

なんだか、腑に落ちた・・・。

***

これ自体は上っ面な私の理解で

ホントは同時進行でいろんなことが起きていた

それぞれはただのパーツでしかない

そのパーツから徐々に浮かび上がるもの

話があっちへ行ったりこっちへ飛んだりするだろうけど綴っていこう

・・・過去の私のために、あるいは未来の私のために

***