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~彼女のキロクを継ぐ僕のキロク~

彼女のキロク【2011】

 


「自分で決める」が分からない

その方は(念・・・というのかな)

ご自分が亡くなったことに 気づいてませんでした。


その方の魂・・・と その方の生前の想念と会話をしたの。


ぶっちゃけご自分のお葬式の様子を見てもらいましたが
(エネルギーレべルで) ただ 私は寝ている・・・

そしてここにいるのも自分と言いました。

 

何故そう思うかはその人が心の源のワクワクを知らないから
死んでいるのか 生きているのか区別がつかないらしいのです。


ホンマかぃな・・・?と思いましたわ。

 

どうやら 魂は最後の選択として・・・というか
その人生で 【自分の気持ちを優先して自分で物事を決断する】ということを

したかったらしいのです。

 

そのとき 師事していた師匠が言った言葉を思い出したの。


死んだ時の状態・どう思っていたかが死後の世界となる。

つまり 死んだら無になると思っていると無に
天国や地獄があると信じていたら そういう世界を見る


神様がいるとか光にかえるとか 三途の河をわたるとか

生前のイメージ・・・で まずそう信じている世界が現れる・・・らしい。

 

その念が 死んだあとの世界をどう信じているか わかんなかったので
このまま とどまるか(浮遊したい?)か 天国に行くか 会話を始めました。

 

 

・・・そしてある意味 言葉を失いました。

 

亡くなっているのに今まで生きてきた自分の意識が 残っている
・・・それはその方がどう自分の人生を生きてきたか 集約されている言葉でした。

 

「自分で決める」ということが わからなかったのです。

 

どっちがワクワクする?とかどっちがしたいとか まったく わかんなくて
好きか嫌いも自分の価値観で 判断が出来ない

 

出て来た言葉は 普通はどうされるんですか・・・?
みなさんは どうするんですか・・・?
私も同じでいいです。


前にジョーク本を読んだことを思い出した。

 

沈没する船から 飛び込むことを
日本人にさせたかったら 【みなさん 飛び込んでいますよ】と言う。


アメリカ人には~ フランス人には~ なるほどなぁと思ったけど・・・。

はてさて その魂曰く 本人が自ら決めたことなら 浮遊してもOK


この最後にかけているとのこと

最後の最後で 本当に自分の意思で決断をしてほしいんじゃ~!とのこと。

 

その念は さらにこう言いました。

 

人のためになるのは どっちなのでしょうか・・・?
あなただったら(あたし)はどっちを選びますか?
あなたが楽な方でいいです。

 

魂は なんとかしてくれ~って感じなので
その念に 今まで好きなことや趣味ワクワクすることを思い出して
それを思い出したら 「天国に行く」 「ここにとどまる」

どっちが近いか 教えてくれる・・・???

 

好きなこと・・・趣味は その方の人生で嫌なことがあって
それに直面しなくて済むように 趣味だと自分を偽って やってきたこと


つまり 逃げのための道具 だから 本当に好きなことではない

 

・・・ガーン


魂が言うには あえて その人生で 困難を招いて
そこで自分と向き合う

自分が受け入れがたい自分像を愛するために困難はあった。


仕事も人のためになるからやっていた・・・。

 

人に認められることは 他者からの承認欲求。


それを求めることは どういうことか 「人のため」・・その意味を考えて欲しかった。

何故 目の前に 自分勝手な人が現れたか・・・?

 

そういう人を なんてわがままだとか自分勝手だと加害者として 見るのではなく
自分だけなんでこんな目にあうんだと

被害者の目で見るのでもなく みんなと同じでいい
・・・ 出る杭は打たれる・・・とか
協調性がいいことだと 自分に言い聞かすこと

良い人でいることが美徳と思いこむこと

これすなわち 自分の認めたくない自分に蓋をすることだ

単なるすり替えだ 自分の思考を止めること・・・考えることを放棄する

それは 都合の悪い自分を見なくて済むからに他ならない
何故 自分の人生が どんどんしんどくなっていくのか

そこに考えを巡らせただろうか・・・・・・?

 

何故 己を棚に上げ人ばかり 責めていることに気づかないのか・・・?


日常生活において 共同生活を営むことは

自分の意見ばかり 言ってはいけないという気持ちもわかる。

しかし 他者に合わせることと 己の欲求をわかっていることは 別ではないか。

人から嫌われることを怖れ 自分を曲げることで 嫌なものを 良いといい


己を偽り 欺き 真の己を見つめることを放棄したお前に

はたして 他者を責めることが 出来るのだろうか・・・。

 

少なくとも 今までお前が責め立ててきたり

バカにしてきた相手は 己の欲求というものがわかっているだろう。

だから 頭に来たのではないか・・・?


(なんだか 聞いている私自身も 苦しくなってきました

まるで 自分の人生を終えて 中間世で ダメだし

振り返りを してる気分になってきました)

 

このころ 私自身は 人は変わりたいと思っても
同じことを繰り返してしまう心理のメカニズム

【考えないで自動反応をすること】で
得られる心理についての本を読んでいたので

この魂の言わんとすることが とても理解できました。

 

機械的な一貫性 ある種 それはとても正しくて 説得力があるものと置き換える

 

この場合は 「人のためや協調性」という称賛されるようなことをすることで
考えることをやめる

 

それは考える苦労のためと言うより
考えることによって 厳しい結果や 望んでいない答えが出るくらいなら

見て見ぬふりをした方が良い。

 

相手を加害者にして 私はいつでも正しく 常識的にやっていると 思うことで

自分の正しくない(と思っている)面を隠すことが出来る。

 

しかしながら その方法は いつの間にか 本来の己を失い 何かを選ぶ手段を失くし
どう決めればよいか どうしてよいか 途方に暮れ ココロの奥からワクワクすること
寝食を忘れるくらいに熱中できるもの 好きなものもわからなくなる。

 

もしそこで少しでも自分で至らない自分を認めることが出来たなら
他者の承認は求めずにすんだのであろうし

おのずと自分を愛することや自己承認をはぐくんでいくことが できたのであろう。

 

そうしたら 後の人生が 違ったものになったのかもしれない。

 

しかし そこにあるのは こうあるべき これが正しい 普通は こうである・・・という

価値判断のもとに下されるものが残った。

 

それでは 魂は ダメだ・・・本当はダメではないけど

最後くらい自分の意思で決めてみてくれという。


それがムリなら 次の人生ももっと厳しい環境の下で

同じ学びをするであろうと・・・。

 

ようやく 「とどまって 浮遊するのは嫌かな・・・」 その念は言った。

わたしは 「決められない」という体験を初めてさせていただいた。

 

どっちがいいか今は決められないとか

今はこうだから 決めたくない・・・とかだと思っていたけど


その人生において他者を基準にして物事を判断していると

【本当に自らの決断で決めること】

この意味自体が わかんないんだということ・・・。

 

「じゃ これ」

そういった先から 魂に それは あの時に こういうことがあって ~だ。

それは自分の意志ではない・・・と突っ込まれる。

 

それは誰かの受け売りだったり
誰かを喜ばせるためや 自由にやっている人への 当てつけで
自慢したいから ワンランク上だって 見せたいから
こんな高尚な趣味があるのよとか
好きだって思いこみたいだけで 好きでも何でもなかったとか。

 

嫌な自分に蓋をするため 自分を素敵に見せるために

土壌がぐらついているのに お城を建ててみたけど 中身がなかったとか・・・。

そうやって 玉ねぎの皮を向いていくように
突き詰めていくと その方のコアな部分がなくなってしまったのだ。

私も 困ってしまった・・・。

普段 自分で決めていいんだよ

あなたはあなたのままでOKよ と言っているけど
その意味自体が 分かんないと言われたわけで 自分で決めるって何???


死んでも誰かの役に立たないといけないと思っていて

誰かが 許可してくれないと 次に行けないと漠然と思っているんだ。

 

その念が 言った。

 

だってこういう環境だったから しようがないじゃない!
そうしないと生きてこれなかった、大変な人生だってわかっているでしょ!
私だって人に合わせて 苦労してきたのよ!!!
こうするのが当たり前だったのよ!
それをだれも認めてくれなかったじゃない!!!

 

そうしたら 魂が じゃあ この人を見なさい

環境のせいにしているか?!

 

その念と魂とで 私を見つめる。

 

・・・あたし・・・(しーん 一瞬言葉を失いましたが立て直し)

あ あの~ あたしは 我慢が出来ないたちなので

したいと思ったら するだけなのです・・・けど。

 

えっと まだ 死んですぐみたいだし

しばらく いろんな所やいろんな人を見てみたら・・・いかがでしょう。

それにあたしは あなたに感謝しています。

とても役に立ちました。


「決められない」と言う意味がわからない・・・という貴重な体験を

させていただきまして ありがとうございます。

 

だから・・・なんというか あなたはそのままでも
あたあいのためになっているのです・・・けど ・・・

 

・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ そうなの?!
私はあなたの役に立ったの?!

 

はい!!!とても役に立ちました。

 

なんだか やる気が出てきた

やっぱり 帰ろうかな そして 新しいこと始めてみようかしら。


その念がそう言ったら

その人のいるところから ちょろちょろと 水が流れ始めた・・・。

 

???
これって三途の河・・・?

 

そうこうしているうちに 水かさが増して 河になった。


ココを行けばいいのね!
ああ 光が見えてきたわ あっちの方角ね。

ちょっと そこら辺にいるみなさんも一緒に行きません???
その念は 同じように途方に暮れている人たちを誘っていた。

 

そこに魂が重なって見えて キラキラし始めた。
そのあと さらに会話をして いろいろ説明をしていただき 見送った。

 

※念のための説明※
この方の場合は 「自分で決める」ことが テーマだったわけで
もし今 あなたが人に合わせてしまうから 死んでも迷うって 事ではないと思うの。
あなたにはあなたのテーマがあると思う。
言語化出来るものでは こんな体験もしました、あたし。