彼女のキロク【世界の終わりに】
世界の終わりに
正しい世界を主張した
光だと・・・信じる群衆の前には
深い暗い闇が迫り 闇に包まれていく
何が光で、闇なのか
何が正常で、病みなのか
もはや それすらどうでもいいくらいの圧倒的廃墟空間
快楽におぼれようが
真面目に正義を訴えようが
息を吸い肉体が滅ぶまで生産的なことは何もせずにいようとも
すべては 現し世・・・同じことではないか。
もはや どっちに転んでもいいのではないか
何を迷うことがあろうか・・・。
歩みを進めて・・・もし望む方向が違うならば
今度もシぬ、ような出来事が起きるだろう
あるいは、あきらめて つぶれて宇宙の藻屑となるのか
それもサダメ
あるべき場所で朽ちるだけ
それすら本質はいとわないだろう。